ふと最近、「ダイエットのために市民プールってアリなんじゃないの?」と思ったんです。
で、実際にどうなのか確かめるため市民プールに行ってきました。
まず、市民プールってどんな感じの雰囲気なのかについて今回行ってみて分かったことを書きます。
つぎに、一般的な市民プールに行くのに必要な持ち物や水着などの注意点について書きます。
そして、市民プールでダイエットするのは実際アリなのかを費用対効果の観点から考察します。スポーツジム(フィットネスクラブ)のプールとの比較もするので参考にしてくださいね。
目次
市民プールってどんな感じの所か
今回は、夕方の18時ぐらいから行ってみました。
あくまで私の住んでいる近場にある公営プールですが、雰囲気などは参考になると思います。
※公営プールとは市区町村が運営するプールのことです。「市民プール」も公営プールの一つですので、ここからは公営プールと呼ぶことにします。
まず無料の駐車場があるようなのでそこに車を止めてGO!
公営プールの駐車場は、地方だと無料のところが多く都市部だと有料のとことが多いです。
外観はこんな感じでした。
自転車やバイクが止まっているのを見ると、やはり地元の人による利用が多いようですね。
ちなみに、全国のほとんどの公営プールはその地域以外の人でも利用可能です。
中に入ると、お金はどこで払えばいいの?受け付けは?などよく分からずオドオドしてしまいました。
すると、職員のおじさんが親切に話しかけてくれました。どうやら券売機で利用券を買わなきゃいけないみたいです。
券売機の横に利用者の注意事項(規約?)みたいのがあったので、それも参考までに画像載せておきますね。
で、利用券を買って受付に渡して早速プールの方に行ってみました。
ここから先は撮影できないので文字で説明していきますね。
受付を通過すると、まず更衣室がありました。
クーラーが効いていて、鏡、ドライヤー、体重計、脱水機、があります。ちょうどスーパー銭湯の更衣室みたいな感じです。
ただ、昔からある施設のためか老朽化が若干気になりました。まあ仕方ないですけどね。
水着に着替えてプールに向かうと、大きなシャワーがありました。とりあえずここで汚れを落としてから水に入れってことですね。
プール内の様子
プールの設備としては、子供用プール、25mプール6レーン(水中ウォーキングコース、ゆっくり泳ぐ人用、早く泳ぐ人用、上級者コース、フリースペースなど)、ジャグジー、サウナ、があり各種ビート版の貸し出しもありました。
てか、公営プールってけっこう充実しているんですね!
地方の公営プールなので、どちらかといえばシンプルな作りな方だと思いますが、水泳ダイエットや水中ウォークダイエットをするには十分な設備でした。
プール内の雰囲気は、遅めの時間に来たせいか、けっこう空いていました。
利用者は10人ぐらいでしょうか。あと係員が3人居ました。
空いているのは快適なので良いんですが、こんなガラガラで運営してて、市の財政的に大丈夫なのかちょっと心配になってきます(笑)
利用者の性別や年齢層としては、比較的若い世代~中年の男性が多かったです。
夜の時間帯だったので仕事帰りのサラリーマンでしょうか。
あと、子ども連れの主婦も2組ほどいました。
各々の利用目的としては、ダイエットや健康促進のため、子供をあやすため、といった感じでしょうか。
まあ、ぜんぜんダイエット出来る雰囲気でしたよ。
子供用プールで子供と遊びながらダイエットするお母さん、水中ウオーキングレーンで一生懸命歩いてるおじさん、早く泳ぐ人用レーンでがんがん泳いでるお兄さん、むしろ皆ダイエットや肉体改造のために来てるんじゃないの?ってぐらいに思ってて大丈夫です(笑)
水着は、男性は普通の海パンにスイムキャップ、女性はスポーツ用の水着(フィトネス水着)にスイムキャップ、といった感じですね。
ビキニ姿の女の人は居なかったです。
あと、公営プールならではでしょうか、1時間に1回プールから全員上がらせてプールサイドでラジオ体操をするという儀式がありました。
ただ、ほとんどの人はラジオ体操せずジャグジーでくつろいでました(笑)
それから1時間半ぐらい、私は独りで泳いだり歩いたりサウナに入ったりしていましたが、飽きてきたのでシャワーを浴びて帰ることにしました。
シャワーは半個室で、私は持ってきてなかったのですがシャンプーを持参してくれば洗髪もできるようでした。
シャンプー持ってこりゃよかったな…
※シャンプー禁止の公営プールもあるので注意
最後、帰り際に係員の人に「いつもこんなに空いてるのか?」聞いてみると、もう少し早い時間帯だと人は多いそうで、夏休みなんかは子供が多く結構混雑していた、とのこと。
以上が、ダイエット目的で実際に市民プールに行ってみた感想とレポートでした。
全国には市民プールなどの公営プールは約3800箇所ほどあり、それぞれ違いや特色はありますが、地方の市民プールだと大体こんな感じのとこが多いと思われます。
少しでも参考になれば幸いです。
持ち物、服装(水着)、注意点など
全国には多数の公営プールがあります。
私が今回行ったようなシンプルな作りのところから、ウォータースライダーが完備されたレジャー型の公営プールなんかもあります。
調べてみると、それぞれの公営プールによって細かな取り決めはあるものの、ほぼ共通する部分もありますので、そこらへんを紹介しておきます。
必要な持ち物
まず、水着、スイムキャップ(水泳帽子)、タオル、は持っていきましょう。これは、ほとんどの公営プールで共通です。
また、泳ぐ場合はゴーグルも持っていきましょう。
ちなみに、ウォータースライダーなどが完備されたレジャー型の公営プールでもスイムキャップは必要なところが多いです。
遊具、浮き輪、などの持ち込みは禁止されているところが多いです。
ただし、レジャー型の公営プールでは条件付き(直径1m以内など)で浮き輪の持ち込みが有りのところもあります。
また、遊泳後のシャワーでシャンプーを使って髪を洗いたい人がいると思いますが、シャワー室でのシャンプーや石鹸の使用は禁止にしているところもあるので注意しましょう。
人が多い都市部の公営プールなどでシャワー室が混雑しないようにするための配慮だと思われます。
ちなみに私が今回行った市民プールは田舎だったためかシャワー室でシャンプー全然OKでした。
あと、更衣室で化粧水や乳液をつけるのはOKなので、乾燥肌が気になる人は持っていきましょう。
更衣室の洗面台にはドライヤーが完備されているところも結構あります。
どんな水着がいいか
まずスイムキャップは何でもいいです。私は小学校のとき使っていた水泳帽を持っていきました。
で水着ですが、
男性ですと普通の海パンでいいと思います。
こういうハーフパンツ型の奴ですね。あとはスパッツタイプのもいいです。
早く泳ぎたい人用のコースでがんがん泳ぎたい人は競泳水着でもいいかもしれません。
女性ですとフィットネス水着、ラッシュガード、ラッシュガード+サーフパンツ、が無難だと思います。
競泳水着やスクール水着の人はあまり見かけませんでしたね。
あとビキニとかはやめておいた方がよさそうです。
ちなみに、海などでよく見かける水着の上にTシャツを羽織る行為や、ウエットスーツの着用は禁止しているとことが多いようです。
プールにウエットスーツを着ていく人なんていないと思いますけどね(笑)
まあ、スポーツジムのプールに着ていくような水着なら問題ないと考えてもらって大丈夫です。
遊べるか
公営プールには普通のシンプルな作りのところからウォータースライダーが完備されているようなところまで様々ありますが、殆どのところで共通してるのは、走ったり、はしゃぎ回ったりするのは禁止ということです。
子供連れで行くと、ある程度はしゃいだりするのは仕方ない部分もありますけどね。
でもやはり節度は守るべきです。
まあ、ダイエット目的で行くのであれば粛々と25mプールで泳いだり、ウォーキングコースで水中ウォークするだけなので関係ないですが。
あくまで公営プールはスポーツや健康促進が目的で作られているところが殆どなので、スポーツジムのプールと同じ感覚で使っていくなら問題なしです。
いや、むしろそれが正しい使い方だと思います。
料金、ダイエットの費用対効果
私が、ダイエットに公営(市民)プールって良いんじゃない?と考えた一番の理由は、スポーツジム(フィットネスクラブ)のプールに比べて、安く泳げると思ったからです。
ということで、それぞれの料金やサービスを比べていってみましょう(^O^)/
料金について
公営プールの料金
公営(市民)プールの料金は地域や季節によって違いますが、平均すると大人300円~600円ほどで利用できるところが多いです。
ちにみに、全国の公営プールを30箇所ほどランダムに調べてみたところ、最安200円、最大800円でした。
また、地方と都市部だと地方の方がやや高い場合が多いようです。
都市部の方が高いと思っていたので意外でした。
ただ、都市部はその代りに2時間までなどの時間制限を設けているところが多いようです。
また、週に1回の無料開放デーを設けているところもありました。
詳しくは、行ってみたい公営プールを「地域名 公営プール」で検索して、そこの公式ホームページを確認してくださいね。
スポーツジムのプールの料金
スポーツジム(フィットネスクラブ)の会員には、いつでも利用できるレギュラー会員、平日の朝~夕方のみ利用できるデイ会員、週末のみ利用できるホリデー会員、プールのみ利用できるプール会員などがあります。
スポーツジムによって料金体系や会員名称は異なりますが、全国の平均的な相場としては、レギュラー会員11000円/月、ホリデー会員9000円/月、プール会員8000円/月ぐらいです。
また、スポーツジムは都市部では高く地方では安い傾向があります。
参考までに、スポーツクラブ最大手のコナミスポーツクラブの会員別料金表を載せておきます。
※施設カテゴリⅠ~Ⅳとは各支店のグレードみたいなものです。東京など都市部の支店はほどんどが施設カテゴリⅣとなっています。
スポーツジムと費用対効果を比較
では、水泳ダイエットをするなら、公営プールとスポーツジム(フィットネスクラブ)のプールのどちらを利用したほうが安く効果を得れるのか考えてみました。
まず、上で説明したように、公営プールの全国の平均的な料金は一回あたり大体300円~600円なので、その中間の450円を仮定します。
熱心な人が週に5回つまり月に20回通った場合は450円×20回で9000円/月、マイペースな人が週に2回つまり月に8回通った場合だと、450円×8回で3600円/月になります。
つぎに、スポーツジムの全国の平均的な料金ですが、これも上で説明したように、レギュラー会員11000円/月、ホリデー会員9000円/月、プール会員8000円/月と仮定します。
それぞれを比べてみるとこのようになります。
※プール会員のないスポーツジムAと、プール会員があるスポーツジムB、の2つを想定しています。
プール会員のないスポーツジムは、プールのみ使用したい場合でもレギュラー会員かホリデー会員になるしかありません。
以上から、ダイエットの費用対効果を考えるのなら、週末のみなど週2、3回ぐらいの頻度で利用するなら公営プールのほうが確実にお得です。
ただ、週に5回以上は絶対に利用するという自信があるのなら、近くのスポーツジムを検討してもいいかもしれません。
スポーツジムとサービスを比較
料金だけでなくサービスも比べてみましょう。
まず、設備の充実度やダイエットしやすい環境かどうかについては、公営プールもスポーツジム(フィットネスクラブ)のプールも差はありません。
地域や個々の施設による差はありますが、公営プールだから設備がしょぼいとか、使用者のマナーが悪いとか、は無いです。
ではなにが違うのかというと、
画像出典:https://www.konami.com/sportsclub/
スポーツジムのプールでは無料で水泳教室をしているところが結構ありますが、公営プールではそういったサービスをしているところは少ないです。
でも、泳ぎを教わりに行きたいとかではなく、1人で黙々とウオーキングしたり泳いだりしてダイエットするだけなら、公営プールで十分だと私は思います。
というか正直、スポーツジムのプールで水泳を教えてる人って、大して泳ぎが上手くないことが多いです。
あの人たちは、ほとんどが競技水泳していたわけでもないただアルバイトですから。
他には、スポーツジムでレギュラー会員に入っていればマシンジムも自由に使用できますが、公営プールだとプールのみ、という違いもありますね。
これをどう捉えるかは、あなたが、とりあえず水泳ダイエットをしたいだけなのか、マシンジムで筋トレもしたいのか、で判断しましょう。
ただ、公営プールでも同施設内や近くに公営のトレーニング室がある場合もあります。
ちなみに今回私が行った市民プールは歩いて3分ほどのところに1時間100円で使える公営のトレーニング室がありました。
まとめ
色々説明してきましたが、いかがだったでしょうか。
まず、ダイエットをする目的で公営(市民)プールに行くのは全然アリです。
スポーツジム感覚で利用して大丈夫。
もし、スポーツジムのプールとどちらにしようか迷っているのなら、どれくらいの頻度で通うかを基準に判断しましょう。
ちなみに私は、ダイエットのためにしている運動が、自宅で軽い筋トレをしたり、近所をウオーキングしたりするのことが中心なので、ジムなどには入会せず、たまに気分転換として近くの市民プールを利用しよっかなーって思いました。
なので、どちらかというと市民プール派ですね。
また、近年地方の公営プールなどは利用者が少ないためか閉鎖などによりどんどん減少しています。
私の住んでいる隣町の公営プールも数年前に閉館になってしまいましたし、今回行った地方の市民プールもかなり空いていました。
なので、お住まいの地域によっては、人が混みやすい駅前のスポーツジムに通うよりも、空いている公営プールに行くほうが快適に過ごせるかもしれませんよ。