私はウォーキングほど良いダイエット法は無いんじゃないかって思っているぐらいのウォーキング狂です。
この記事では、なぜウォーキングがダイエット法としてそこまで優れているのか、そしてウォーキングにはダイエット以外でもこんなにたくさんのメリットがあるんだよ!ということを紹介していきます。
これを見た方は、ダイエットとか関係なしにすぐにでも歩きたくなってしまうこと間違いなしです。おそらく、記事を読み終わるころにはもう散歩に出かけていると思います。
目次
ウォーキングダイエットが優れている理由
はっきり言って私はランニングより断然ウォーキング派です。
お前の意見なんてどうでもいいんだよってって言われそうですが、ちょっと待ってください。ちゃんと理由があるんです。
ほぼ知識が要らない
例えば、正しい知識をもっていない人が、筋トレをすると怪我をしたり、期待通りの効果が得られなかったりしますよね。ランニングも100kg超えの巨デブとかだと足腰痛めたりして続かなかったりする恐れがあります。
それってめんどくさいですよね。始めからやる気無くしちゃいません?
でも、ウォーキングにはこれといった知識とか方法論とかは要りません。交通安全さえ守っていればまず怪我をすることはないですし、とりあえずいっぱい歩くと痩せれます。
しいていうなら、
- 歩いているとき猫背にならないようにする
- たまに簡単なストレッチをする
- お腹いっぱいのときは歩かない
- 足が痛い時は歩かない
ぐらいはありますが。
基本、ただ散歩すればいいだけです。
なので、今までスポーツの経験とか全くないけど、とりあえずダイエットのために運動してみたいって人や、巨デブすぎてまともに運動できる状態じゃないって人は、まずウォーキングから始めるといいですよ。
継続率が高い
筋トレはやり方によっては結構楽しめたりもするんですが、ランニングってなんか続かないんですよね。始めは張り切って外に走りに行くんですが、だんだん走りに行くのがめんどくさくなってくる。
人間って思ってる以上に “走る” ことへの心理的ハードルが高いんです。だって辛いですもん。あと服着替えたり専用のシューズ履いたりするのも面倒です。
その点、ウォーキングは心理的ハードルが比較的低く続けやすいです。ちょっと時間が空いたときとか、仕事帰りとか、にテキトーに歩いてみる癖を付けましょう。1週間ぐらいすると習慣化できますよ。
また、後述しますがウォーキングにはダイエット以外のメリットも多くあるので、やっていて楽しくなってきます。私なんてもう散歩大好き♡ってなってます。
ちょうど良い有酸素運動
よくダイエットについて、有酸素運動がどうたらとか、無酸素運動がどうたらとか、言いますよね。
すごく簡単に説明すると、
有酸素運動 → 脂肪の燃焼には良いが、筋肉はあまり増えない。というかやり過ぎるとむしろ筋肉は減る。代表的なのはランニング。
無酸素運動 → 脂肪の燃焼速度は遅いが、筋肉が付く。筋肉が付くと結果的に美しいボディーラインと脂肪を燃焼しやすい体が手に入る。代表的なのは筋トレ。
とまあ、これらは一長一短でどっちかだけやればいいって訳ではないんです。
で、ウォーキングっていうのは、その点ものすごくバランスがとれた運動なんですよね。
というのも、まずランニングは脂肪燃焼にはかなり有効なのですが、やや過剰な有酸素運動になりがちです。それだと、筋肉まで減らしてしまいかねません。しかし、ウォーキングであればその心配が大幅に無くなります。
つまり、有酸素運動がしたいのならウォーキングぐらいが丁度いいんですよ。
そして、さらに言うと、肥満で体重が重くなっている人にとってはウォーキングは脚の筋トレにもなります。重たいウエイトをもって歩いているようなもんですからね。
巨デブはまずウォーキングから。
いや、巨デブじゃなくってもダイエットしたい人はみーんなウォーキングすればいいんですよ。
健康への好影響
なんだかんだ言って脂肪の燃焼速度に関してはやっぱりランニングの方が上です。これは認めます。
ある研究では、カロリーの消費に関して7.4kmのウォーキングは5.15kmのランニングに等しいなんてことも言われているようです。
しかし一方で、高血圧のリスクの低下についてはランニングで4.2%、ウォーキングで7.2%、コレステロールの減少についてはランニングで4.3%、ウォーキングで7%と、ウォーキングの方が良いとされる研究結果が出ています。
つまり、より健康に痩せたいのならランニングよりもウォーキングということです。
ウォーキングによるダイエット以外の効果
例えば、私の場合、ウォーキングをしているとダイエット以外に、以下のようなメリット感じることがあります。
- 気分が晴れやかになる
- 明るい気持ちになれる
- 新しいアイデアが浮かぶ
- クリエイティブになる
- 悩み事が解決する
- 長年の謎が解決する
- 世の中の流れが見える
いや~凄まじい数のメリットですね(え?いくつか意味被ってね?まあそこはご愛敬ということで)。
で、これらメリットには科学的な根拠もちゃんとあります。今からそれを説明していきますね。
脳が活性化する
休みの日など独りで家の中でじっとしているとなんだか陰鬱な気分になってくるときがあります。そんなとき外に出て少し歩いてみると嘘のように気分がが晴れたりします。
なぜだと思います?
まず、外に出てきれいな空気を吸うことによって脳に酸素が行きわたります。そして歩き始めると全身の血流が良くなり脳への血流が増えます。
これで一気に気分が晴れるんです。
ちなみに、うつ病の原因の一つには脳への血流の低下があるといわれています。鬱の予防のためにもまずは散歩に出かけましょう。
また、私の場合、ちょっとした考え事(「あの人へのメールの返信どうしよう…」とか)があったりするときも、このことを利用して5~10分ぐらい散歩に出かけたりします。そうすると、気づいていなかった発想が思いついたりして、帰ってくるころには良い答えが出ていたりします。
よく考え事をしていると部屋の中をぐるぐると歩いていたなんて話がありますが、あれは理に適っているんですよね。でも、せっかくなので空気のきれいな外に出てウォーキングするともっと良いってことです。
天然の幸福物質が出る
ウォーキングは、歩き始めてわりと早い段階から、気分が晴れたり、良いアイデアが浮かんだりすることがあるんですが、時間があるときはせっかくなのでもっとたくさん歩いてみるのもいいでしょう。
なぜなら、歩き始めてしばらくすると脳内快楽物質が出るからです。
鬱の人なんかはよく病院でうつ病の薬をもらったりする人がいますが、ウォーキングをすることで天然の脳内快楽物質を分泌させるのも良いんじゃないかと思います。
具体的には、まず歩き始めて15分程すると “βエンドルフィン” の分泌が始まり、ストレスや悩みごとがふわ~っと和らいできます。
そして歩き始めて20分程すると “ドーパミン” も分泌され始めます。ドーパミンはやる気やモチベーション効果があるといわれていて、どんどん気持ちが前向きになってきます。
さらに歩き始めて40分程してからは “セロトニン” も分泌され始めます。セロトニンは幸せホルモンと呼ばれることもあり、リラックス効果があるといわれています。ここまでくると安らぎさえ感じてしまうかもしれません。
ところで、見出しでは “天然” の快楽物質と書きましたが、人間の脳から出るわけなのである意味 “人工” ですね。まあ、そこはご愛敬ということで。
アンチエイジング
アンチエイジングに有効な “サイトカイン10” という物質をご存知でしょうか?
サイトカイン10には新しい細胞を再生産する働きがあり、そのことから若返りホルモンとも呼ばれていて、脳の老化防止や美肌効果があります。
そして、実はウォーキングには、このサイトカイン10の分泌を促す効果があります。
サイトカイン10を分泌させるポイントとしては、けっこうたくさん歩く必要があるという点です。
というのも、まず歩き始めて心拍数が上がってくると、サイトカイン6という物質が先に分泌され始めます。このサイトカイン6には運動によって破壊された古い細胞を除去する作用があります。
で、これだけでは若返り作用はありません。サイトカイン10を分泌させる必要があります。
そのためには、サイトカイン6が分泌された後も、上がった心拍数を維持し続けるということが重要です。つまり、しばらく歩き続けるということです。大体1時間以上は歩いた方が良いといわれています。
そうすることによって、除去された古い細胞の分を新しく作り直さねばと、サイトカイン10が分泌され始めます。そこでやっと若返り効果が発揮されるということです。
つまり、ウォーキングの更なるメリットである “若返り効果” を享受するためには長時間歩くようにしましょう。
腰痛対策になる
あと、ウォーキングは腰痛対策にもなります。
両手に何も持たず、ウォーキングをすると腰の裏側にある左右の背筋を平等に鍛えることができます。それによって腰痛の予防になるのです。
ポイントは何も持たずに歩くことです。左右どちらかにカバンなどを持って歩くと左右平等に鍛えることができませんので。
まとめ
以上で、ウォーキングの魅力をざっと説明してみましたが、どうですか?歩きたくなってきませんか?
私はもう今から歩きに行ってきますよ。
いってきま~す!!