BMIとは “体の大きさ” を表す数値のことです。
この数値によって、自分が太り気味なのか痩せ気味なのかの目安がだいたい分かります。
国際的にも広く普及している基準で、日本肥満学会が肥満の判定基準として統一を目指しています。
ちなみに、BMIはBody Mass Index(ボディー・マス・インデックス)の略です。
出し方・計算方法
BMIは体重と身長から出すことができます。
計算方法は、
BMI = 体重kg÷(身長m×身長m)
です。
例えば、体重70kgで身長170cmの人なら、70kg÷(1.7m×1.7m) = 24.221453287197235となり、BMIは約24.22となります。
でも、正直この計算って面倒くさいですよね。
単位をcmからmに変えたり2乗にしたり…電卓を使ってもメンドクサイ…
ということで、自動でBMIを出してくれる専用の計算機を以下に用意しました。
また、市販の体組成計を利用するも有りだと思います。
最初に身長を登録しておけば、次からは毎回乗るだけでBMIを自動的に計算し表示してくれるものもあり便利です。機種によっては肥満度なども教えてくれます。
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標準値
画像出典:体組成計BC-758/C01取扱説明書
BMI値が小さい人ほど “やせ” の傾向があり、大きい人ほど “肥満” の傾向があります。
標準値は成人で18.5以上25未満とされていますが、最も疾病率の少ない理想的な値は「22」です。
この基準は男女とも違いはありません。
しいていうなら、女性は男性よりも筋肉量が少ない傾向があり、体重も少し軽くなる傾向があるので、やや小さ目の「21~22」ぐらいでもいいかもしれません。
ちなみに、ファッションモデルなどの理想的なBMI値はこれよりかなり小さめに設定されています。あくまで「22」という数字は健康的なBMI値であり、美容面を重視している訳ではないということです。
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理想体重とは
統計的にみて人間が最も健康的に生活ができるとされている体重です。
標準体重や健康体重とも呼ばれることがあります。ただし美容体重とは別です。
理想的なBMIが「22」ということを利用して、理想体重は身長から求めることができます。
計算方法は、
理想体重kg = 22×(身長m×身長m)
です。
例えば、身長170cmの人なら、理想体重は22×(1.7m×1.7m) = 63.58kgとなります。
計算がメンドクサイという人は以下の理想体重計算機を利用してください。
BMIと体脂肪率
BMIは “ぱっと見” の体格が分かる数値で、体脂肪率は実際に体に占める脂肪の割合です。
たしかに、BMIが大きい人はルックスが “太く” 見える傾向があり、小さい人はルックスが “細く” 見える傾向があります。
しかし、それだけでは真の肥満度は分かりません。
体脂肪率も知っておく必要があります。
BMI値がそれほど大きくなく、ルックスもぱっと見では太って見えない人でも、実は体脂肪率が高い「隠れ肥満」の可能性があるからです。
あくまで、BMIは身長と体重の関係のみから、ぱっと見太っているか痩せているかを知るためのだいたいの目安、だと考えておきましょう。
画像出典:体組成計BC-758/C01取扱説明書
例えば、上図のAさんとBさんは、身長と体重が同じなのでBMIも同じですが、体脂肪率はBさんの方が高くなっています。
BMIから判断すると同じ体形とされる2人でも、体脂肪率から判断すると肥満度が違うのです。
ちなみに、体脂肪率はBMIのように体重と身長からだけでは分かりませんが、市販の体組成計で簡単に測定することができます。
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まとめ
BMIは、身長と体重のみから導き出すことができる、簡単な肥満度の指標です。
ただし、これだけでは真の肥満度は分かりません。
体脂肪率が分からないためです。
極端な話、BMIは標準値の「22」なのにもかかわらず、体脂肪率でみると肥満ということも有りえます。
筋肉量の少ない女性などは、とくにこういった隠れ肥満に陥りやすいので注意しましょう。